Scalaのメソッドは値と同様に型によってパラメータ化することができます。構文はジェネリッククラスの構文と似ています。 値パラメータは丸括弧で囲まれるのに対して、型パラメータは角カッコで囲まれます。
こちらが例です。
def listOfDuplicates[A](x: A, length: Int): List[A] = {
if (length < 1)
Nil
else
x :: listOfDuplicates(x, length - 1)
}
println(listOfDuplicates[Int](3, 4)) // List(3, 3, 3, 3)
println(listOfDuplicates("La", 8)) // List(La, La, La, La, La, La, La, La)
メソッドlistOfDuplicatesは型パラメータAと値パラメータxとlengthを受け取ります。値xの型はAです。もしlength < 1なら空のリストを返します。それ以外の場合はxを再帰呼び出しで返された複写リストの先頭に追加します。(::の意味は、左辺の要素を右辺のリストの先頭に追加することです。)
最初の呼び出し例では、[Int]と書いて明示的に型引数を渡しています。そのため最初の引数はIntでなければならず、戻される型はList[Int]となります。
2つ目の呼び出し例では必ずしも明示的に型パラメータを渡す必要がないことを示しています。コンパイラは文脈または値引数の型に基づき、型パラメータを推論できることが多いです。この例では"La"がStringなので、コンパイラはAがStringに違いないことが分かります。